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初期臨床研修・新専門医制度専攻医

令和8年度初期臨床研修医募集要項(初期臨床研修プログラム)

臨床研修理念

赤十字の一員としての自覚を持ち、プライマリ・ケアを中心に医師として必要な基本的診察能力を身につけながら、あわせて人格を涵養することを目的としています。    
また、患者さんやご家族のニーズを理解して、多職種と密な連携を図りながら、求められる最良の医療を提供するための研修となることを目指します。

臨床研修基本方針

1.人格の涵養
2.基本的診察能力の習得
3.積極的な救急医療への参加
4.地域を含めたチーム医療
5.医療救援活動への参加
6.主体的な研修・研鑽

勤務時間、休暇、その他

  1. 勤務時間
    原則として午前8時30分より午後5時10分までですが、状況に応じて時間外研修となったり、病院内宿泊となることもあります。
  2. 休 暇
    1年間に10日(2年次は11日)の休暇、及び法定外休暇3日を取得できます。
  3. その他
    互助会にて赤十字病院スポーツ大会や忘年パーティーへの参加および当院医療費の補助を行なっています。野球・ソフトボール・駅伝・硬式テニス・フットサル・女子バレー・バスケットボール等のクラブ活動への参加が可能です。希望者は英国人教師による英会話教室(毎週1回 月2,000円)に参加できます。

教育に関する行事

  1. 入社式
    新採用職員は4月1日の入社式後、終日オリエンテーションを行います。
  2. オリエンテーション
    入社式より2日間、新採用研修医は院内諸規定、施設整備の概要と利用法、健康保険制度、医事法規、医療事故防止、入院カルテ記載法、カルテ管理、研修プログラム、病診連携対応法、採血などについて一連のレクチャーを行います。
  3. その他
    院内研修医勉強会、院外研修医勉強会(医師会、大学病院、福岡循環器救急カンファレンス等)、剖検・臨床病理検討会(CPC)、各科の回診、症例検討会、セミナー、抄読会、1年次に日本赤十字社本社主催の研修会などがあります。

指導体制

  1. 各診療科
    研修医1~2名に対して指導医1名が指導を行います。研修医は1名あたり10名程度の患者を受け持ち、副主治医として診療の実践にあたります。指導医は患者の主治医として診療するとともに研修医の指導にあたります。また、各々の診療科の部長及び医師がサポートします。
  2. 時間外業務
    内科系当番医とともに副当番医として月6~8回程度、夜間・休日の救急患者の診療や治療にあたります。
  3. 地域医療
    今津赤十字病院及び嘉麻赤十字病院での研修です。
  4. 精神科
    今宿病院及び河野名島病院での研修です。

初期臨床研修プログラムI

プログラムの目的と特徴

臨床医を目指す研修医のための2年間の臨床研修プログラムです。医学・医療に対する社会的ニーズに応えるために、プライマリ・ケアを中心に医師として必要な診療能力を身につけ、あわせて人格を涵養(かんよう)することを目的としています。本プログラムは、本院と今津赤十字病院、嘉麻赤十字病院、今宿病院および河野名島病院で研修を行います。このプログラムを修了することにより厚生労働省の臨床研修の到達目標を達成することができます。

期間割と研修医の配置(スーパーローテート方式)

1年目

内科26週、救急科13週、外科9週、麻酔科4週で1年間(52週間)とします。内科は、腎臓内科、循環器内科、脳神経内科、呼吸器内科、総合診療科、消化器内科、肝臓内科、糖尿病内科、感染症内科、膠原病内科、血液・腫瘍内科の11診療科のうち6診療科を各4~5週間研修します。救急科は、13週間救急車の対応およびICU患者を担当し、交替制勤務となります。外科は、一般外科のみを9週間研修します。麻酔科では、気管挿管を軸に4週間研修します。

2年目

産婦人科4週、小児科4週、地域医療8週、精神科4週、救急科4週の研修および選択科目28週で1年間(52週間)とします。産婦人科および小児科は、それぞれ病棟および外来での研修となります。地域医療は今津赤十字病院および嘉麻赤十字病院にて、また精神科は今宿病院および河野名島病院で研修します。選択科目は4~5週間単位で希望の下記診療科より自由に選択できます。選択科目は当院のみでの研修とし、希望できる診療科は次の通りです。

内科系 循環器内科、腎臓内科、脳神経内科、消化器内科、肝臓内科、糖尿病内科、感染症内科、膠原病内科、総合診療科、呼吸器内科、血液腫瘍内科、小児科、放射線科、病理診断科
外科系 外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、眼科、産婦人科、皮膚科、麻酔科、耳鼻咽喉科、救急科

研修スケジュール

1年次 福岡赤十字病院
  循内・腎内・脳内・消内・肝内・呼内・総診
糖尿病・感染症・膠原病・血液腫瘍(26週)
救急科
(13週)
外科
(9週)
麻酔科
(4週)
2年次 福岡赤十字病院 協力病院 福岡赤十字病院
  産婦人科
(4週)
小児科
(4週)
精神科
(4週)

地域医療
(一般外来)
(8週)

救急科
(4週)
選択科目
(28週)

※研修の順番は不同とし、各診療科に均等に配置します。
※2年次28週間を選択科目に充当しますが、連続しないこともあります。
※全ての研修医は2年間を通じ月に6~8回の割合で副当番医師として時間外業務を担当します。

広域連携型初期臨床研修プログラムA

プログラムの目的と特徴

臨床医を目指す研修医のための2年間の臨床研修プログラムです。2年次の6ヶ月間、岐阜県の高山赤十字病院で研修を行い、2年間を通じてプライマリ・ケアを中心に医師として必要な診療能力を身につけ、あわせて人格を涵養(かんよう)することを目的としています。6ヶ月間、異なる医療現場を経験することにより、キャリアの選択肢が広がり、自身の適正に気づく契機となります。本プログラムは、本院と高山赤十字病院、今津赤十字病院、嘉麻赤十字病院、今宿病院および河野名島病院で研修を行います。このプログラムを修了することにより厚生労働省の臨床研修の到達目標を達成することができます。

期間割と研修医の配置(スーパーローテート方式)

1年目   初期臨床研修プログラムIと同様とします。

2年目

内科12週、産婦人科4週、小児科4週、地域医療8週、精神科4週、救急科4週および選択科目16週で1年間(52週間)とします。産婦人科は、病棟および外来での研修となり、地域医療は今津赤十字病院および嘉麻赤十字病院にて、精神科は今宿病院または河野名島病院で研修します。選択科目の研修は当院及び高山赤十字病院で実施することとし、希望できる診療科は次の通りです。

【 福岡赤十字病院 】

内科系 循環器内科、腎臓内科、脳神経内科、消化器内科、肝臓内科、糖尿病内科、感染症内科、膠原病内科、総合診療科、呼吸器内科、血液腫瘍内科、小児科、放射線科、病理診断科
外科系 外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、眼科、産婦人科、皮膚科、麻酔科、耳鼻咽喉科、救急科

【 高山赤十字病院(岐阜県) 】 ※宿舎あり

内科系 内科、消化器科、呼吸器科、血液内科、循環器内科
外科系 整形外科、脳神経外科

研修スケジュール

1年次 福岡赤十字病院
  救急科(13週) 麻酔科
(4週)
外科
(9週)
循内・腎内・脳内・消内・肝内・呼内・総診
糖尿病・感染症・膠原病・血液腫瘍(26週)
2年次 福岡赤十字病院 高山赤十字病院(岐阜県) 協力病院 福岡日赤
(内科系) 選択科目 
(4週)
産婦人科 
(4週)
内科(12週) 選択科目
(内科系12週)
小児科
(4週)
地域医療
(8週)
精神
(4週) 
救急科
(4週)
(外科系) 小児科
(4週)
選択科目
(外科系12週)

※研修の順番は不同とし、各診療科に均等に配置します。
※2年次の6ヶ月間は高山赤十字病院での研修とし、内科系か外科系どちらかのコースを選択していただきます。
※福岡県内での研修中は月に6~8回の割合で副当番医師として時間外業務を担当します。
※プログラム内容は一部変更になる場合があります。ご不明な点は人財開発課へお問い合わせください。

募集要項(各プログラム共通)

研修医の定員及び選考方法

1.定 員
  初期臨床研修プログラムI 12名
  広域連携型初期臨床研修プログラムA 1名
  ※マッチングに参加いただき、下記選考方法により順位を決定します。

2.選考方法
  提出書類の審査、小論文、適正検査、面接のうえ採用を決定します。

研修医の処遇

身 分 常勤嘱託職員
給 与 1年目 28万円
2年目 30万円
賞 与 1年目 なし
2年目 なし
諸 手 当

通勤手当(片道2㎞以上)
時間外手当(当番医勤務時)
住居手当(上限15,000円)等

社会保険等 健康保険、厚生年金、雇用保険
宿 舎 等 なし
研修医室 あり
健康管理等 定期健康診断あり(年2回)
医師賠償責任保険 個人にて加入
外部の研修活動 学会、研究会等への参加可 ※「研修医の学会出張等に関する規約」による。

出願手続き

応募資格

医学部卒業者(ただし令和8年3月施行医師国家試験受験者)および令和8年3月医学部卒業予定者で全国マッチングプログラムに参加の者

出願書類:次の書類を人財開発課まで提出してください。

  1. 臨床研修申込書(ダウンロードはこちら)※手書きで記入(マッチング参加者ユーザIDは個人で取得後に記入してください。)
  2. 履歴書(ダウンロードはこちら)※手書きで記入
  3. 小論文(※)
  4. 卒業(見込)証明書
  5. 成績証明書
  6. 大学からの推薦状(自由書式)※推薦者の指定はありません。
  7. 返信用封筒(長3サイズに110円分の切手を貼付してください。)  
   (※)小論文は以下の内容で作成し提出してください。
      ◇テーマ:「地域医療における課題とその解決策について」
           をテーマに記述してください(800字以内)。
      ◇フォント:MS明朝
      ◇フォントサイズ:12

選考日及び応募締切り

応募書類受付期間
令和7年5月21日(水)~6月17日(火)※必着
選考日
令和7年7月10日(木)、7月11日(金)※いずれか1日

※1 応募書類を郵送後、申込書類に記入したアドレスから人財開発課(kenshuusuisin@fukuoka-med.jrc.or.jp)へメールを送信してください。
   受付期間後に、適性検査の受検について返信致します。
※2 面接時間は6月下旬~7月上旬に通知します。

研修開始日

令和8年4月1日

書類宛先

〒815-8555
福岡市南区大楠三丁目1番1号
福岡赤十字病院 教育研修推進室 人財開発課 (担当)白石、古田
TEL 0570-03-1211(代表)
FAX 092-522-3066
E-mail kenshuusuisin@fukuoka-med.jrc.or.jp